【GFPセミナー】イノベーションとESG投資の協奏

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2019年2月7日、GFP主催の「イノベーションとESG投資がもたらす持続可能な未来を探る」セミナーが開催されました。本セミナーは、新しいイノベーション、テクノロジーとこれからの持続可能な社会の発展を参加者と共に考えていくことを目的としたものです。

講師は、サステナブル・イノベーションズ株式会社代表取締役社長の池邊純一氏。イノベーションとサステイナブルの第一線で活躍されている池邊講師から、「社会の持続可能な発展とイノベーション~ESG投資の役割~」と題してお話頂きました。

池邊講師は、冒頭、参加者全員にESG投資への思い・興味について質問。参加者との対話を重視される池邊講師らしい始まりです。

まず日本経済新聞においてESG投資が取り上げられた記事は年々増加しており、社会的な注目が益々高まっているという事実をデータで示され、「CSR」「SDGs」「ESG」など混乱しがちなワードについて、社会視点の変化やビジネスへの浸透などの観点で歴史的な経緯を解説。SDGsの17の目標やSASBスタンダード(米サステナビリティ会計基準審議会(SASB)11産業77業種の指標等に言及した後、独自に編み出された社会問題のマインドマップを紹介し、「社会問題はそれぞれの課題が複雑に絡み合っているため、問題はそう単純ではない。問題を複合的にとらえ重層的に考えることが重要」と強調されました。

ディスラプティブ・イノベーションのための思考方法として、「広く」「深く」「高く」「多角」の4つのキーワードを紹介。まずSDGsの目標などを使うことでアイデアを列挙して広い範囲で物事を捉える。そこからCSVなどの方法論を使って深く掘り下げていく。それを大義やビジョンをもって抽象化する。最後に、社会、経済、環境など多方向から眺めて統合化・構造化していく。「私はこれがやりたい」では何も起こせない。そのアイデアを社会に広げていき、大義で高くして、知識で掘り下げていく。このように重層的に考えていくことが重要だ。と述べられました。

 

池邊講師の講演の後は、GFP平瀬がモデレーターを務めてディスカッションを行います。

SDGsの17の目標の中でテクノロジーによって達成しやすい/しにくいという目標は?という平瀬の問いに対し、池邊講師は、「例えばAIは色々な応用ができるので、どの問題にも適用しうると思う。地震予知をAIで行うという報道も最近見た。農業などもやりやすいのでは。」と回答した上で、「でも、本来はピンポイントの、一つの目標を解決していこう、ではなく、重層的に解決していこうとする視点が大事。課題は全てつながっているから。1つの目標から入ったとしても、そこからつながる他の目標・課題を考えていくことが重要。」と述べられました。

ビジネスとSDGsの関係について、VRビジネスに携わるある参加者は、「VRはまだ普及し始めたばかりの状況。もしそれが普及し終わった段階になれば、まず教育の仕方が変わるだろう。ある講義の内容について、現在では理解できる人もできない人も出てくる。一方、VRは文字や画像ではなく空間なので、体験できる。VRで体験することは、脳の深層に届くので、『理解できる』というレベルを超える。『お互いが理解できない』ということがなくなるのでは」とコメント。池邊講師は、「VRは空間なので、これまで二次元で考えてきた問題構造を新しい視点から捉えることが可能になるだろう。」と言及されました。

参加者の方が、「例えば飲酒運転で交通事故を起こした状況をVRで体験させたら、その恐怖を身をもって実感できるので、もう二度と飲酒運転をしようとは思わなくなるだろう。動画を少し見せるよりも絶大な効果がある。」とお話してくださると、GFP平瀬は「ある問題について、自ら体験することで、自分ごととして捉えられるようになるかもしれない。例えば、高齢者の方、妊婦の方の体の負担を体験する。そうすることでそれらの状況が自分ごとになる。究極的には戦争がなくなるかもしれません。」と未来の可能性について思いを馳せました。

別の参加者は、「何か一つを目指すとしても、一生懸命進んでいくと可能性が広がっていって色んなものにつながっていくと。SDGsゴールで言えば、何か一つのゴールを求めていくと、他のゴールにもつながっていくことかなと思いました。」とコメント。

「自分と全く異なる人が話した時にポンとアイデアが出てくることをセレンディピティと言う。SDGsの17の目標についていえば、『私はこれに興味があるのでやりたい』というのがまずあり、別の人の興味がそれに結び付いてセレンディピティが生まれる。それが良いシナリオだと思う。自分の領域を侵すな、ではうまくいかない。」と池邊講師が話すと、その参加者の方は「これからの時代、柔軟性が大事ですね。」と、池邊講師との対話でのセレンディピティを楽しんでいらっしゃいました。

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GFPは、ブロックチェーンを活用して資金の流れを見える化させた、ESG事業への直接投資プラットフォームの構築を進めています。

ブロックチェーン×ESG投資は、なかなか結び付きにくいものかもしれません。でも、一見全く異なるところにある2つのものが出会うことで、素敵なセレンディピティが生まれるかもしれない。そうすることで重層的に根深い問題を解決できるはず。

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